独自技術 風林火山 †ある日、武田信玄は かねてより親交の深い快川和尚の下を訪れた 武田信玄 □武田家 今日は和尚に頼みがあって参った 快川紹喜 改まって何でございましょう 武田信玄 □武田家 この次の戦は必ずや大きなものとなる 兵の士気を高めるためにも 新たな旗印が欲しいのだ 武田信玄 □武田家 そこでわしが平素から親しんでいる 孫子から選んだ言葉を 旗に書いてもらいたい 快川紹喜 なるほど、承知いたしました して、どのようなお言葉になさる おつもりですか? 快川和尚が信玄に尋ねると 信玄は両目を閉じ 詩歌を吟じるようにつぶやく 武田信玄 □武田家 疾(はや)きこと風の如(ごと)く 徐(しず)かなること林の如く… 武田信玄 □武田家 侵(おか)し掠(かす)めること火の如く 動かざること山の如し 快川紹喜 おお、まさに信玄様の軍に うってつけの言葉ですな さっそく旗に記しましょう かくして「風林火山」の旗差物が生まれ 武田家の家臣たちはこの旗印のもと 勇猛果敢な騎馬軍団へと成長したのであった 独自の技術「風林火山」を 編み出しました この快挙で名声も大いに高まっています |